きのこは日持ちしませんよね。せっかくスーパーの特売でたくさん購入したとしても、すぐ腐ってしまいます。これでは結果として「割高」になってしまい、特売で買う意味はなくなってしまします。実はきのこは冷凍保存できることをご存じでしたか?
きのこは冷凍可能?
結論から言うと「可能」です。でもすべてのきのこが冷凍保存に適しているかといえばそうではありません。ブナシメジやエリンギなどはあの独特の歯ごたえを楽しむ食材ですので、冷凍には不向きであると言えます。冷凍した場合、どうしても水分を吸収してしまうため食感を楽しむような料理では生のきのこを使ったほうが無難です。
きのこを冷凍した場合のメリット
・きのこは冷凍すると栄養価がアップ
きのこ類には、アミノ酸が含まれていますが、冷凍保存することによってそれらのアミノ酸がおよそ3倍にも増加します。冷凍保存すると水分が凍り氷の結晶となって細胞の壁が壊され、栄養が外に出やすくなるからです。
・きのこは冷凍すると旨み成分もアップ
きのこは冷凍すると水分が氷の結晶となって細胞壁を破壊する為、うま味成分でもあるグアニン酸・グルタミン酸・アスパラギン酸等もアップするして食べた時にうま味がより強く感じられるようになります。
このようにきのこは冷凍すると栄養価・旨みともにアップしますので、冷凍保存がおすすめです。
おすすめ冷凍きのこ
きのこはミックスすると相乗効果で旨みがアップします。ですから、冷凍きのこを作る際には単品ではなくお手製の「冷凍きのこミックス」を作るのがおすすめです。スーパーで売っているきのこを好みでチョイスして、一緒に冷凍させてしまえば出来上がりです。その際に水分には気を付けましょう。約6時間も凍らせたら「完成」です。保存可能期間は一か月程度です。
おすすめ冷凍きのこ料理
・お手製ミックスきのこで「きのこ汁」
冷凍きのこ効果で栄養がアップしていますので、汁まで飲んでまるごときのこを味わいたいですね。きのこに多く含まれるビタミンDはカルシウムの吸収率の向上を助ける働きがあるので、カルシウムの多い食品と摂取すると効果的です。出汁に煮干しをつかってみてはいかがでしょうか?
・きのこグラタン
牛乳に含まれる「カルシウム」と一緒に摂取して、栄養価アップ。具材が低カロリーのきのこであれば、カロリーも抑えることができてダイエット効果も期待できます。
まとめ
きのこは冷凍したほうが栄養価・旨みともにアップすることがわかりました。秋はきのこがおいしい季節です。上手に知識を活用して料理に活かしていきましょう。
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