キノコの栽培方法には、原木栽培と菌床栽培の2つがあり、どこかで聞いたことがあると思います。
お店で売られているものに大きな価格の変動がないのは、大量に生産でき、気象の影響を受けないからです。
その栽培方法こそ、今回紹介する菌床栽培です。
菌床栽培っていったい何?
キノコの種を専用の容器に入れ人工的に管理し、大きく成長させていくのが菌床栽培です。
ですから、台風が来ても、長雨が降っても、降雨量が少なくても関係ないのです。
そのため、農薬を使わずに大量に生産できるため価格が上下することが少ないのです。
ただし、初期投資として莫大な費用がかかるところが生産者にとっては難点です。
味や風味は原木栽培よりも劣ると言われていますが、この方法であれば誰でも簡単に栽培可能です。
嬉しいことに、ネットで検索をすればヒラタケ栽培キットがヒットします。
では、家庭で栽培する際にどんなことに注意すればいいのでしょうか?
菌床栽培のコツは?
まず、栽培する場所選びに注意しましょう。
植物は太陽の光を好むもの、あまり好まないもの、まったく好まないものの3つに大別できます。
野生のキノコを想像してもらえれば分かりますが、ヒラタケは直射日光を嫌いますし、温度の高い場所が苦手です。
そのため、日陰で温度上昇の少ないところで管理するようにしてください。
具体的には、室内の北側で温度変化の少ない場所になります。
次に、栽培する際の温度や水の管理をしっかりと行いましょう。
夜の最低気温が15℃以下となる場所で、育てていくことが大切です。
うまく発芽させるためには、数日間、夜間の温度が10℃~18℃くらい続いたほうがいいようです。
水やりのタイミングは朝に一度、霧吹きなどを使ってまんべんなく与えてください。
まとめ
私たちがふだん口にしているキノコは、菌床栽培という方法で育てられていることが多いです。
一度に大量にしかも、気象条件の影響を受けずに栽培されるため、価格の変動があまりありません。
菌床栽培って難しく聞こえるかもしれませんが、ポイントに注意すれば家庭で手軽に育てることができます。
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