商品のパッケージに表示に違いがあるのをご存知でしょうか?
「原木」や「菌床」といったものがよく見られます。
これらは栽培するうえで、何か特別な違いがあるのでしょうか?
「原木」と「菌床」の差って何?ヒラタケの栽培を比べよう!
栽培方法によって、味に違いなどはあるのでしょうか?
表示をそれぞれ分けていることから、何らかの意味があるとは考えられます。
そこで今回は、「原木」と「菌床」の違いについて調べていきたいと思います。
原木栽培の方法は?
ほだ木という専用の木を使うやり方を原木栽培と言い、味わいが深いのが特徴です。
枯葉が落ちてしまい新芽が出るまでの間に、原木の伐採を行います。
原木となるのは、榎、ポプラ、リンゴなでです。
伐採したら90㎝に切りそろえ、横並びに20㎝間隔で穴をあけます。
2月~4月にかけて、原木ヒラタケの種駒をその穴に入れ、木槌で打ち込みます。
この作業を終えると、1本ずつ並べて置き、毛布やマルチシートなどで覆い湿度を高くします。
7月には、川の沢のようなところに、ほだ木の間隔を10㎝くらいとり、並べていきます。
秋口には、ヒラタケが発生し、しかも、同じほだ木から3年~5年は収穫できます。
菌床栽培とは何?
菌床栽培とは、ヒラタケの菌を専用の容器や瓶や袋などで家屋の中で管理し育てていきます。
ネットでは、ヒラタケの菌床ブロックを1,000円くらいで求めることができます。
菌床ブロックの上部を切り取り、代わりに赤玉土を入れ、そこへ霧吹きなどで土がしっかりと濡れるまで水を与えます。
栽培用の袋にブロックを入れ、袋の上を半分開けたまま、クリップなどでとめて栽培開始です。
屋内で管理をし、毎朝1回、霧吹きなどで水を与え、直射日光や高温の場所は避けるようにしましょう。
夜間の最低温度が15℃以下になる環境で栽培をしていきましょう。
早ければ1ヶ月未満で収穫を楽しむことができます。
まとめ
スーパーで目にするキノコを、こうして自宅で栽培できるとは夢にも思いませんでした。
原木栽培と菌床栽培は、どちらも人工的に栽培を行う方法ですが、原木栽培の方が天然に近い環境下で育てていくことができます。
菌床栽培は、誰でも手軽に室内で栽培することができるので、機会があればぜひチャレンジしてみてくださいね。
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