ひらたけの香りはクセが無く、キノコ嫌いの方でも食べることができるのではないでしょうか?
このひらたけやキノコ類の香りの成分はいったいどんなものでしょうか?
また、香り成分に効能などあるのでしょうか?
調べてみましたので、ご紹介します。
ひらたけの香り成分は?
ひらたけの香り成分の大部分は、1-オクテン-3-オールという物質で、「マツタケオール」と呼ばれているものです。
マツタケオールはマツタケ以外のキノコ類にも含まれている物質で、キノコの香気に占めるマツタケオールの割合は、マツタケが73.3%なのに対し、ひらたけは86.2%となっているようです。
マツタケなどの特徴的な香りの成分は?
ひらたけはマツタケと同じ香り成分を持っているのに、マツタケのような特徴的な香りはしませんよね。
マツタケの香り成分には、マツタケオールの他に桂皮酸メチルと呼ばれる成分が入っているようで、この成分が入っているキノコはマツタケ以外確認されていないそうです。
また、干しシイタケも独特な香りがしますが、レンチオニンという成分がこの特徴的な香りの成分だそうです。
ひらたけの香り成分の効能は?
マツタケオールには食欲を増進する効果が期待できるそうです。
さらに、消化酵素の分泌を促す効果もあるそうです。
また、このマツタケオールには、がん予防の効果が期待されていて研究されている、とのことです。
キノコの香りはキノコ自身にどんな利益があるの?
マツタケオールには昆虫の誘引作用があるそうです。
誘引した虫に付着した胞子や、食べられた菌糸は、別の場所で増殖することができるそうです。
さらに、虫が食べ残したキノコは、摂食箇所でマツタケオールを盛んに合成するそうで、マツタケオールの抗菌作用でキノコ自身の腐敗を防止する助けをしているそうです。
また、マツタケオールにはキノコの原基形成(花で言うと花芽)を促す働きがあるともいわれているそうです。
まとめ
ひらたけの香り成分は、マツタケオールと呼ばれる成分が大部分のようです。
この香りには、食欲増進や消化促進などの効果が期待できるそうです。
また、ひらたけ自身にもいろいろな作用があるようです。
キノコの香りにこんな作用があったとは驚きですね。
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