野菜は干すと旨味が凝縮しますし、果物も乾燥させると甘みを強く感じられます。

例えば、和食に欠かせない切り干し大根は、大根特有の旨味や甘みを強く感じます。

では、干し椎茸のようにヒラタケも乾燥させると美味しくなるのでしょうか?

乾燥させる方法は?

乾燥 ヒラタケ 作り方

ネット通販で大量に買ってしまった、あるいは自家栽培していて食べきれないほどとれる場合におすすめです。

ヒラタケを小房に手で分けて、軽く水洗いをします。

表面を見ただけでは分かりませんが、内部に虫が入り込んでいるかもしれませんので、虫だしの作業を行います。

塩分濃度3%(水970gに塩30gを入れて作ります)の塩水に30分くらいつけておくと大丈夫です。

それから塩水を流水で洗い流し、ザルにあげて水気をしっかりと切ります。

水気を切ったヒラタケは、重ならないように並べて天日干しにします。

干す時期にもよると思いますが、晴天に恵まれれば数日間で完成します。

もちろん、くもりや雨の日などは外へ出すのは避けるようにしましょう。

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乾燥ヒラタケの利用法は?

人参や大根なども干し野菜にすれば、余分な水分が抜け旨味が凝縮されます。

同じようにヒラタケも、水分がすっかり抜け落ちてしまっていますので、旨味成分が強く残ります。

乾かすことにより身体を守っていた固い細胞壁が壊れ、その中に隠れたいた旨味成分や栄養素が溶け出しやすくなるからです。

乾燥ヒラタケを使用する場合は、たっぷりの水の中へ30分くらいつけておき、戻してから使用します。

実際に食べた人の話によると、干さずに食べた時よりも味が濃く感じられ、まるでバターのような風味が生まれるそうです。

乾燥ヒラタケの戻し汁も有効活用するためにスープや炊き込みご飯などに使うと、よりその旨味を堪能できるようです。

まとめ

ヒラタケを乾燥させる際は、少し手間をかける必要がありますが意外と簡単にできます。

これは冷凍庫にキノコ類を入れておくと、細胞壁が壊れて味の染み込みがグンとよくなるのと同じ理屈です。

ちょっと特別な機会に備えて、こういった調理法もレパートリーに加えておくといいかもしれません。

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