安いからと言っていろんなものを買っているうちに、古いものが冷蔵庫の中にたまってしまった経験はありませんか?
きのこが「腐る」という表現自体が正しいのかの是非は置いておいて、食べられなくなることってあるんですかね。
そこで今回は、食べられない状態のひらたけの見分け方について紹介していきます。
食べない方がいい、ひらたけの見分け方
ひらたけだけに限らず他のきのこにも言えることですが、次の2つの特徴が見られたら食べるのはやめましょう。
まず、全体的に液状化していきます。
ひらたけのカサや茎の部分が溶け出したり、水っぽくなったりしてきます。
次に、変色や異臭がします。
ひらたけのカサは褐色が通常ですが明らかに異なった色に変わったり、強烈な干しシイタケの臭いがしたりします。
たまに白い綿毛のようなものが見られますが、これはカビではありません。
ひらたけが子孫を残そうと準備している段階に見られることで、これを落とせば食べることはできます。
ただし、ふつうのひらたけよりも食味や風味が落ちることは避けられません。
では、どうすればいつまでも美味しい状態を保ったまま食すことができるのでしょうか?
ひらたけを長期保存するには?
えのき氷が人気を博したのを覚えていらっしゃいますでしょうか?
実は、きのこ類は冷凍することで細胞壁が壊れて、中の旨味成分が染み出しやすくなるのです。
これは、ひらたけも例外ではありません。
買ってきたひらたけを小房に分け、ジップロックなどに入れて冷凍庫で保存しましょう。
解凍しないでそのまま使えば、ひらたけの出汁も一緒に味わうことができます。
それと、これは古くから行われている方法ですが、天日で乾燥させるやり方です。
市販のひらたけは虫が入っている心配もありませんが、塩分濃度3%の塩水に30分つけます。
水気をよく切った後、数日間、天日にさらしておくと完成です。
使う際は水につけて、戻し汁ごと炊き込みに使ったり、スープにしたりしましょう。
まとめ
ひらたけが食べられなくなるほどひどい状態というのは、誰の目にも明らかです。
ただし、白い毛のようなものは菌糸ですので、取り除けば使うことはできます。
いつまでも美味しい状態をキープしておくためには、冷凍したり、天日で乾燥したりといった工夫が必要です。
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