スーパーの特売で安かったから取りあえず買ったものの使わずに、きのこが冷蔵庫で眠っていませんか?
そんな状態のきのこによく見られることですが、表面に白い綿毛のようなものが見られます。
そこで今回は、この白い綿毛の存在について調査していきたいと思います。
白い綿毛の正体はいったい何?
気中菌糸と言って、これもきのこの形態の一つです。
野生のきのこは秋になってくると、子孫を残すために気中菌糸や胞子を飛ばして、子孫を残そうとします。
風に乗って飛ばされた菌糸や胞子は、あらたなところで増殖を行い、勢力を広げていきます。
ちなみに菌床栽培では、人工的にこのようか環境作りを行っているそうです。
ですから、冷蔵庫の中のひらたけに白い綿毛が見られた場合、上と同じような環境だと認識しているのです。
こうなってしまっても食べられますが、気中菌糸(白い綿毛のような部分)を取り除く必要があります。
ただし、食味や風味は通常のものよりも落ちてしまいますので、買ったら早めに使うようにしましょう。
どうなったら食べられないの?上手に保存するには?
多くのきのこに共通して見られることですが、軸の部分がドロドロになったり、水っぽくなったりします。
また、きのこの傘が変色したり、ニオイが強い乾物臭がしたり、などしてきます。
このような状態になっていれば、食べることはできませんので捨てるようにしてください。
では、捨てずに上手に保存するにはどうすればいいのでしょう。
二つの方法を紹介したいと思います。
一つ目は、ほぐしてジップロックなどに入れて冷凍庫で保管することです。
解凍はせずに、そのままみそ汁の具として使ったり、炊き込みやパスタの具として利用したりできます。
二つ目は、天日に干して乾燥させる方法です。
この方法を使えば余分な水分を取り除き、凝縮した旨味成分のみを味わうことができます。
まとめ
きのこの表面に白い綿毛が見られても食べることはできますが、普通のものに比べると味や香りは劣ります。
私も経験がありますが、つい買ったのを忘れているとホントに真っ白になってしまいます。
食材を無駄にしないためにも賢く保存して、しかも美味しくいただきましょう。
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