なめこはキノコの中でも少し変わっていて、あの独特と言えるぬるぬるの食感が他のキノコと違う点でも好物の方も多いのではないでしょうか?
なめこには生のなめこと、真空パックのなめことで2種類があります。
今回は、そのなめこを冷凍保存しておいたにもかかわらず腐ってしまった事例をあげ、その原因について考察し、“生”と“真空パック”それぞれの賞味期限と見分け方についてもご紹介できたらと思います。
なめこを冷凍保存し、開封したら腐っていた
(事例)
真空パックのなめこは冷凍保存できる事を知っていたので、1ヶ月間の保存後、開封したら色が黒ずんでおりにおいもすっぱい感じがして、怪しかったので食べるのをあきらめて処分しました。
⇒なめこはそもそも他の野菜に比べて賞味期限が短い食材です。
常温で保存はできません。
購入後は、すぐに冷蔵保存か冷凍保存が必要になります。
その点では、冷凍保存の場合は菌が繁殖するとは考えにくいので腐敗が進んだのは購入時の真空パック自体に空気が多く混入していてそれが徐々に漏れたか、それとも解凍時の処理の仕方によるものなのか等があげられます。
キノコ類は水分が90%以上あるので、緩慢凍結や緩慢解凍が発生すると組織を破壊してしまう可能性があります。
なお家庭用の冷凍庫の温度は常時、最低温度の-18度C~0度Cを上下していますから、保管状態でも水分が多ければそれだけ氷の結晶が出来やすくなり品質の劣化を招いてしまうことが考えられます。
なめこの賞味期限について
- 生なめこの場合
冷蔵庫で保存して、2~3日程度です。
野菜室または高温の夏場はチルド室に入れるのがよいと思われます。
- 真空パックの場合
冷蔵庫で保管して1週間以内程度です。
ただし一度開封したものはもっと短くなりますので、注意が必要です。
- 生なめこ、真空パック両方の場合
冷凍保存で約3~4週間です。
それぞれの保存の仕方は違いますが、基本的には冷凍保存の方が、栄養を逃さず食感もほぼ変わらないと言われています。
傷んだなめこの見分け方は?
- 生のなめこの場合
・色が黒ずんで変色している。
・すっぱい臭いなど異臭がする。
・弾力が弱くハリがない
・やわらくなっていて貧弱な状態に見える。
- 真空パックの場合
・色が黒ずんで変色している。
・袋内に泡が発生している。
・異臭がする。
まとめ
以上、今回はなめこを冷凍保存しておいたにもかかわらず腐ってしまった事例をあげ、“生”と“真空パック”それぞれの賞味期限とその見分け方についてご紹介させていただきました。
なめこは一般的に非常に腐りやすい食材です。
スーパーで購入しても生のものは当然ですが、真空パックのものも賞味期限は明記されていません。
この記事がなめこをこよなく愛する皆さんの参考になれば幸いです。
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