中華料理で馴染み深いきくらげですが、どうやって栽培・生産されているのでしょうか。
この記事ではまず、きくらげを栽培することができる原木の種類についてご案内いたします。
きくらげを栽培できる原木
きくらげは、広葉樹の幹、切株や枯れ木の背面などに自然に発生します。
一般的に広く知られている多くの広葉樹で栽培が可能です。
ブナ
日本の温帯林を代表する樹木で、比較的どこでも見かけます。
木材としてはビーチと呼ばれています。
ナラ
落葉性の広葉樹の総称です。
日本でも暖帯に多く発生していて、常緑の広葉樹林に混ざって出現します。
果実はドングリとしておなじみです。
また、ナラの一種であるクヌギは、カブトムシなどが樹液を吸いにやってくる事で定番の木です。
カエデ
紅葉の一種で、赤や黄、緑などさまざまな色合いを持つことが特徴。
英語圏ではメイプルとも呼ばれています。
日本のカエデは主にイロハモミジと呼ばれているもので、高木になります。
ハンノキ
日本では全国の山野の低地、沼等の湿地に自生する樹木です。
木材は建築、楽器等に利用され、樹皮や果実は褐色の染料になるなど、幅広い用途で使われています。
きくらげ栽培用の原木はどこで手に入るのか
日本で広く生息している樹木での栽培が可能とはいえ、私有地に生えている木を勝手に伐採するわけにはいきません。
キノコの原木栽培用の木はホダ木と呼ばれ、ホームセンターで入手できるほか、通信販売やオークションでも手に入れることができます。
各都道府県の林業組合等でも販売しているため、もし購入を検討している場合は、林業組合から買ったほうが割安で手に入ります。
また、森を持っている人に声をかけて切らせてもらったり、薪を販売している業者や、公園の木を剪定している業者に、剪定した太い枝を分けてもらうという方法もあります。
しかし、正攻法でもないので、知り合いがいる場合や、頼みやすい環境の場合に限ります。
まとめ
きくらげの原木の種類についてまとめてみました。
多くの広葉樹で栽培が可能なようですね。
入手方法も色々あるようなので、興味のある方は栽培してみるのも面白いかもしれません。
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