低価格で味にくせのないしめじは、和・洋・中問わず様々な料理に合うため、食卓によく登場する食材のひとつですね。そんなしめじには栄養も豊富に含まれています。そしてその栄養は、冷凍することにより更に栄養価がアップするそうなのです。それはどうしてなのでしょうか？その理由に迫ってみました。
しめじに含まれる栄養は？
カロリーが低いきのこ類は栄養がないように思われがちですが、実は美容や健康に必要な栄養がたくさん詰まっています。しめじはビタミンDが豊富で、カルシウムを吸収しやすくしてくれるため、骨粗しょう症予防に効果があると言われています。その他にも、お肌や髪に良いとされるビタミンB1、ビタミンB2やナイアシン、妊婦や胎児が摂ると良いとされる葉酸なども含まれています。また食物繊維も豊富で、低カロリーなのに腹持ちも良く、ダイエットにも効果的な栄養素が多いのも特徴です。
しめじは冷凍すると栄養価が上がる？
生のしめじをそのまま加熱してもあまり旨み成分は増えませんが、冷凍すると旨み成分が増え、栄養価が更に上がります。それはしめじを冷凍することによって細胞の中の水分が凍り、細胞壁が破壊されるからなのです。しめじの細胞に含まれている酵素は、生のしめじのように細胞が生きているうちは活動しません。しかし冷凍し細胞が壊れることによって酵素は活動をし始め、旨み成分を作っていき、栄養も一緒に溶けだしてくるという訳なのです。しめじにはグアニル酸、アスパラギン酸、グルタミン酸、といった栄養素が含まれた旨み成分のもとがたくさんできます。この旨み成分は加熱しただけで3倍も増えるのです。ですから冷凍されたしめじを解凍せずにそのまま加熱すると、栄養や旨み成分が一気に流れ出し、美味しくいただくことができるのです。
まとめ
美容・健康・ダイエットにも良い栄養たっぷりのしめじ。冷凍することによって旨みも栄養もアップするのですから、使わない手はないですね。ただし解凍してしまうと旨み成分が流れてしまいますので、調理の際は凍ったまま取り出して使うようにしましょう。
今のあなたにおすすめの記事
