きくらげは漢字で、木耳と書きます。

木の耳?なぜそんな漢字になったのでしょうか。

木はともかく耳でくらげと読むなんて不思議ですよね。

その由来を調べてみました。

きくらげとは?

きくらげ 漢字 由来

キクラゲ目キクラゲ科キクラゲ属の、キノコです。

広葉樹の、ニワトコやケヤキなどに発生します。

中国や日本、韓国などで食用とされています。

乾燥すると小さく縮んで、湿ると元に戻ります。

生の状態では脆くて破れやすいのですが、火を通せば名前の通りにクラゲを思わせるような歯ごたえになります。

ほとんど無味無臭です。

類似のキノコに、アカラギクラゲ、シロキクラゲ、ハナビラニカワタケがあります。

ハナビラニカワタケというのもなかなか変わった名前ですね。

一般的に、キクラゲといえばキクラゲ類の総称のことをいいます。

主に乾燥品として、流通しているのですが近年では、生のキクラゲも流通しているそうです。

生キクラゲは、乾燥品のものよりもより弾力があって歯ごたえがいいそうです。

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なぜきくらげという?

きくらげは、干したクラゲに味が似ています。

そのことから、「樹木に生えるクラゲ」という意味で『きくらげ』と名付けられました。

地方では色んな名前で呼ばれています。

沖縄本島ではみみぐい、鹿児島県沖永良部島ではみんぐそ、奄美大島ではみんぐり、宮崎県西臼杵郡ではみみなばと呼ばれます。

いずれも、自生する「アカラギクラゲ」を耳と関連付けて呼んでいるそうです。

朝鮮語では、モギ(木耳を朝鮮音で読んでいます)。

ベトナム語では、猫のきのこの意味のナムメオ、もしくは朝鮮語と同じく木耳をベトナム語で読んだモッニーといいます。

ということは海外であっても、「木耳」ということで伝わっているんですね。

どうして木耳と書く?

漢字で木耳と書きますが、これは中国からの用字で形が人の耳に似ている、というところからついた名前です。

木の耳、という別名もあります。

きくらげの別名として、耳茸という名がきくらげの別名として挙げられていたりもします。

まとめ

木耳、というのは見た目から名前がきているんですね。

人の耳の形に似ていて、木に生えているから。

非常にわかりやすいです。

こういう風に調べてみると、身近に感じることができて愛着が湧きますね。

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