今回は、きくらげについて解説していきたいと思います。
きくらげは英語でなんというかご存知ですか?
じつはその名前にはある秘密が隠されていたんです!
少し恐ろしいかも?
英語
きくらげは英語で『crowd ear』または『wood ear』や『Jew’s ear』とも呼ばれます。
最初の呼び方は、なんとなく雲のような形をしていますし理解できますが、あとの二つはどうしてその名がつけられたのでしょうか?
そこには秘密が隠されているのですが、その前にきくらげの学名から迫っていきます。
きくらげの属名はラテン語の『耳介』に由来していて、ヨーロッパではユダの耳と呼ばれています。
日本では『木耳』という感じが当てられていて、これは木に生えるくらげのような食感の食べ物という意味だそうですよ。
耳に見立てているというところが偶然かどうかは分かりませんが、ヨーロッパでの呼び方と似ているのがなんだかおもしろいというか運命を感じますね。
歴史
そんなきくらげは、なぜヨーロッパでユダの耳という呼び方をされるのでしょうか?
まず、『ユダ』という人物をご存知でしょうか。
この人物はイエスキリストの十二使徒のうちの一人で、金でそそのかされてキリストを裏切り、その後に自ら木で首をつって命を絶ったとされている人物です。
そのためかキリスト教では、地獄の中でも最も厳しい責め苦を受けているとされています。
そんなユダが首を吊ったのがニワトコの木と言われていて、そこから生えてきたきくらげが耳のようだったために現在の呼び方になったそうです。
実際にきくらげは、ケヤキやニワトコなどの木に生えるのでなまじ嘘ともいえなさそうですね。
英語の場合もそれと同様の意味です。
『Jew』はユダの英語での表記です。
英語圏においてきくらげはそういった伝承があるせいか、あまり好んでは食されない傾向にあるそうです。
まとめ
今回はきくらげの英語での読み方と、その由来にまつわる少しだけ怖い歴史についてご紹介していきました。
キリスト教における罪人のユダと関連があるというのは非常に驚きでした。
身近な食材にそんな知られざる物語が隠されているのかとおもうと、興味深いものがありますね。
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