なめこの原木栽培は菌床と呼ばれる人工的な設備を利用した栽培に比べると時間がかかりますが、その分大きさや風味、ぬめりなどはそれらのものよりも強く味わい深いそうです。

今回は、原木栽培に関する内容を紹介していきたいと思います。

栽培用の原木の種類

なめこ 原木 種類 栽培 菌

原木の伐採は紅葉が終わったころに行うのが良いそうです。

なめこの栽培の時間を考慮すると、秋の終わりから春先までに準備するのがよさそうです。

栽培に利用できるのはさくら、ブナ、トチノキ、クルミ、ハンノキ、コナラなどです。

90センチほどの幅で切れる大きさで、あまり水分を多く含まない樹木が適していると言えます。

栽培までの工程

樹木を90センチ程度の幅に切り分けたら、ドリルなどで穴をあけます。

あけた穴には、なめこの種となる菌を植えつけます

穴をあける間隔は横に20cm、縦に5cm程度の間隔にあけるとよいそうです。

目安としては直径10㎝、長さ90cmほどの原木に30個ほど穴が開いていれば十分だそうです。

穴をあけて菌を植えつけたら、いよいよ栽培のスタートです。

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栽培期間

栽培は6月からスタートすると、仮伏せというなめこの菌を十分に繁殖させる作業がやりやすくなります。

このときは原木を毛布などで包み湿度、温度ともに高い状態にしてあげましょう。

時々原木の様子を観察することも必要なようです。

この期間が終わったら本伏せと言って湿度が高めで日の光がわずかに当たる、水はけのよい場所で寝かせる工程に入ります。

収穫できるまで約2年かかるそうなので、気長に待たなければなりませんね。

一度収穫出来たら、3~5年は同じ原木からなめこが収穫できるそうです。

なめこは表面よりも傷口などから劣化するのが速いので、収穫の際は腐ってしまった部位を切り取って腐敗の進行を抑えましょう。

また、傷がつかないように逐一様子を観察しましょう。

まとめ

菌床栽培のものは確かに早く収穫できますが、量も少なく風味も弱いものが多いので、原木栽培のなめこに慣れてしまったら物足りないかもしれません。

手間はかかりますが、原木栽培は家庭でもできるそうなので機会があれば取り組んでみるのも面白いかもしれませんね。

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