きのこを買ったら調理する場合にあなたは洗いますか、それともそのまま使いますか?
この質問は主婦の間でも意見が割れると思いますが、いったいどっちが正解なのでしょう。
そこでプロの方はどう考えているかを参考にして、この質問について話していきます。
洗ってから調理?それとも洗わないで調理?
きのこ問屋に勤務する方が全国各地のきのこの生産者56名に、電話で聞き取り調査を行った結果を元に話していきます。
質問の内容は、きのこを調理する際に洗うか、洗わないかのこの一点だけです。
ちなみに、ひらたけだけではなく、エノキ、椎茸、エリンギなどいろんなきのこの生産者を含んでいます。
その結果、洗う派25%、洗わない派75%となりました。
ただし、なめこを使う際は、ぬめりに酸味が感じられることがあるため洗った方がいいようです。
そのうち、ひらたけの生産者は3名で、すべての方が洗わない派に属していました。
つまり、ひらたけ栽培に従事されている方は、洗わなくても大丈夫と考えて栽培されているようです。
では、なぜ洗わない方がひたらけを食べるうえでいいのでしょうか?
洗わない方がいいのはなぜ?
いろいろと理由は挙げられてありますが、大きく分けて3つです。
まず、口に入れた時の風味や食味をしっかりと保つため。
洗ってしまうと、きのこ本来の香りや味わいが失われてしまうおそれがあるそうです。
次に、水洗いをすると傷みやすくなってしまうから。
一度に使い切る場合は別として、使わないところを冷蔵庫にしまうのであれば品質の劣化は避けられません。
最後に、整った設備の清潔な環境で栽培しているから。
市場に出回っている多くのきのこは、大量に大規模な工場などで作られているためほとんど汚れることはありません。
どうしても気になる場合は、おがくずが付いていれば落とすくらいで大丈夫でしょう。
まとめ
ひらたけを料理する際は、洗わずにそのまま使っても問題ありません。
洗ってしまうと、繊細な味わいや香りまでも落としてしまうことにつながってしまうからです。
どうせいただくのであれば一度に使い切るか、残った場合は冷凍庫で保存するとまた違った風味を楽しめますよ。
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