キノコといえば木に生えているイメージがありますよね。
ですが、スーパーなどで販売されているキノコ類の多くはビンなどの中に培地を入れて育てた菌床栽培と呼ばれる栽培方法をされているようです。
ここでは、ひらたけの栽培方法についてご紹介します。
目次
ひらたけはビンで栽培されている?方法は?
天然のひらたけは木に生えていますが、大量生産させるためにビンなどの培地で栽培されることがほとんどです。
栽培方法をご紹介します。
培地を入れて殺菌!
ひらたけを栽培する培地を配合します。
基本はおが屑で、栄養源に米ぬかと、生産会社によって様々な栄養源を使用しているようです。
これをビンに入れ、殺菌します。
殺菌温度は常圧98℃で4時間、高圧なら120℃で60分だそうです。
殺菌後は常温までビンが冷めるのを待ちます。
菌を植えて培養!
1ビンに10グラムを目安に種菌を植えます。
必ず無菌化で行います。
その後23~26℃で培養し、30~35日培養するそうです。
菌掻き!
この菌掻きを行わないとキノコが生えてこないそうです。
培地の表面に菌がびっしりと生えているので、菌搔きを行ってキノコに刺激を与えることでキノコが発生するようになるそうです。
菌搔きのあとは2~3時間注水して、余った水は捨てます。
このあと、温度14~16℃、湿度85~95%で5~7日程芽出し管理を行うそうです。
成育後収穫!
キノコが生えてきたら、温度13~15℃、湿度は同じで管理をし、菌搔き後12~14日で収穫ができるそうです。
家でもできるの?
家でもやろうと思えばできるようです。
ですが、普通の人は種菌の入手が難しいかもしれませんね。
種菌が入手できれば、培地はおが屑と米ぬかを3:1で混ぜたもの、水の量は培地を絞った時に指の間からわずかに染み出る程度で作り、殺菌は圧力鍋で圧力のかかった状態を30分以上保つことで殺菌ができるようです。
あとは先ほどの培養方法を参考に培養すると、ひらたけは収穫できるようですよ。
簡単に作りたいなら栽培キットがある?
もっとお手軽にひらたけ栽培をしたい、と思っている人もいるのでは?
なんと、ひらたけの栽培キットなるものが販売されているのです。
これならすでに菌が培養されている培養土が届くので、あとは菌搔きをして付属の赤玉土を降りかけ、霧吹きで水をあげるだけです。
とってもお手軽ですね。
ヒラタケ栽培キット。
なんかすごいことになってる。 pic.twitter.com/ITHCoiYFZb— 月吹シュウ (@Tsubuki42) 2015年2月27日
まとめ
スーパーなどで市販されているひらたけは、ビンで栽培されたものがほとんどです。
家で栽培できないこともありませんが、培地を滅菌したり、無菌化で作業を行わないと、キノコではないものが生えてきてしまう可能性もあるので、難しいかもしれませんね。
どうしてもひらたけを栽培してみたいという方は、ひらたけ栽培キットが市販されているので、まずはそちらから試してみるといいかもしれません。
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