エリンギは、イタリア、フランスなどの地中海気候地域を中心としてロシア南部、中央アジアなどのステップ気候地域までを原産地として自生しているキノコです。独特の食感があり松茸に似ており加熱後はアワビやホタテと良く似ており、フランス料理やイタリア料理などの定番食材の一つになっています。残念ながら日本には自然のエリンギは自生しておらず日本で売られているものはすべて栽培されたもので時期的には旬はありません。最近では、エリンギの栽培キットが出回っており自分で育てる事が出来ることから人気を集めています。今回は、そのエリンギの収穫やタイミングなどについてご紹介いたします。
エリンギ栽培と収穫
エリンギは通常、温度と湿度を管理した施設内でオガクズや米ぬかなどをプラスチックの瓶につめて固めた「菌床培地」で栽培する『菌床栽培』と言う方法で栽培され工業的に1~2か月くらいで収穫は出来ますが、椎茸の栽培よりもエリンギの栽培は難しいとされています。そこで一般家庭でも簡単に栽培できるエリンギ栽培キットがありますが、自宅に届いたその日から始められるので人気があります。また、順調なら3週間くらいで収穫できます。
収穫とタイミングについて
順調に育ったエリンギは、約22日目あたりでカサが開き始めますので、収穫のタイミングとしては菌カサに丸みが残っている状態で株ごと収穫します。およそ菌掻き後から16日~18日目で収穫が可能です。湿った状態で1日1回、空気の入れ替えを行えば2度目も自然に発芽するほどキノコの生命力には素晴らしいものがあります。
まとめ
自分で栽培をして育てたエリンギを食卓に並べる事はこの上ない贅沢な事だと思います。またエリンギの可愛らしい容姿からみても育てる楽しさを感じる事が出来るものと思われます。
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