キノコ狩りで採ってきたひらたけの裏を見たら、白いぶつぶつができてた。
栽培しているひらたけに白いぶつぶつがたくさんついている。
このような状態になってしまった場合、線虫のせいかもしれません。
ここではひらたけに線虫が付くとどうなるのか、線虫対策などについてご紹介します。
ひらたけに白いぶつぶつが!これは何?
ひらたけに白いぶつぶつがついていた場合、線虫が原因の可能性が高いようです。
虫の卵のようにも見えますが、払ってもくっついているので払えないはずです。
このこぶは線虫が寄生した時にできるもので、こぶ1個の中に菌食性雌線虫1頭が存在していて、こぶの中で産卵をしているそうです。
被害がひどい場合はこぶの数が多すぎて、ヒダ全体が奇形になってしまう場合もあるそうです。
栽培しているものにも付くの?
無菌室などで栽培されているひらたけ以外には、付く可能性があるようです。
天然のものはもちろん、農家の方が一生懸命栽培したひらたけにも付いてしまうようで、ちょっとした問題にもなっているようです。
しかも、以前は九州・中国地方などの一部の地域でしか見られなかった症状ですが、近畿地方、関東地方、東北地方と徐々に勢力を拡大していっているそうです。
線虫が寄生する原因
線虫が寄生する原因は、キノコバエと呼ばれる、キノコに寄生するハエのようです。
このハエに線虫が寄生し、宿主のキノコバエがひらたけに産卵することでひらたけに寄生し、こぶを作るそうです。
ちなみに、ひらたけに寄生している線虫は、全部雌線虫だそうですよ。
ひらたけの線虫対策は?
ひらたけの線虫対策としては、網目が1mmの網を隙間なくかけることだそうです。
媒介しているキノコバエに感染しなければ線虫にも感染しないので、かなり効果があるようです。
家庭などで小さいサイズで栽培している場合は網をかけるのもそんな大変ではないかもしれませんが、ひらたけ農家などで原木で栽培している場合は大変そうですね。
まとめ
ひらたけに線虫が寄生すると、白いこぶのようなぶつぶつができてしまいます。
見た目がかなり気持ち悪い感じになってしまいます。
食べても異常がでた、という人の話は聞かないですが、できれば食べたくはないですよね。
キノコバエと呼ばれるハエが媒介しているので、対策としてはキノコバエが付かないように網目が1mmの網をかけておくといいようです。
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