エリンギを生で食べたということは聞いたこともありませんし、試した事もありませんが、実際のところはどうなのかについて調べました。
普通は熱して食べますが、ではなぜ熱して食べなければいけないのか?ということについてまとめましたので参考にしてください。
エリンギを熱しないと食べられない理由
まず、エリンギの傘の部分には、キノコについている雑菌があるため、水でよく洗ってから熱しないといけないということが一つあげられます。
また、そのまま生で食べられるキノコというのは、マッシュルーム、トリュフくらいで、大抵のキノコは水で洗って、電子レンジで温めたり、フライパンで炒めたりする調理方法で食べる事が出来るようになります。
エリンギの場合は、熱しないと嘔吐することにもなります。
それから、生のエリンギを食べても美味しくないです。
実は、エリンギには、シアン産生菌というグループで、生命に別状はないけど、腹痛ぐらいは起こすであろう量の青酸化合物を含んでいることがあります。
食用のエリンギであっても意外と毒性成分を含んでいるのです。
エリンギに含まれる毒性成分は不安定なものが多く、熱に弱いので、加熱して食べればほとんど害を回避する事が出来ます。
エリンギに含まれるシアン産生菌のシアンという物質には、違う物質と反応し、化合物になると人体に対して有毒になります。
通常含まれるシアン化合物の量は微量なので、ロダネースという酵素により、体内で分解されます。
まとめ
いつも食べている食用キノコの中でも、生食に適さないキノコが実に多い事が分りました。
生食に適さないキノコも十分に注意が必要です。
加熱さえすれば、熱に弱いキノコは問題なく食べられますので、栄養価も高いですし、うまみ成分もたっぷりと含まれているので、エリンギは積極的に摂取してほしいです。
正しい食べ方で美味しくキノコを食べましょう。
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