エリンギは温度の変化に弱く、常温ではあまり日持ちしません。冷蔵庫で保存しても、案外傷みやすいものですよね。実は干しシイタケのように、エリンギも干してから保存すると賞味期限がぐっと長くなるのです。
エリンギは温度変化に弱い?
エリンギのようにキノコ類は、葉物野菜と同じ生鮮食品に分類されます。野菜と同じように、新鮮なうちに消費するのが一番です。エリンギを買った後は、冷蔵庫の野菜室など涼しくて温度が一定な場所で保管しておくのが基本です。キノコ類はカビの仲間で、菌糸と呼ばれる菌で構成されています。エリンギは密閉されず、温度変化が激しいとその菌糸を増やしてしまい、劣化を進めてしまいます。野菜室に冷蔵させていても、調理で使い切れなかったエリンギの残りをまた野菜室に戻したりすると、劣化は進んでしまいます。したがって、長期保存をしたい場合は冷凍して保存をするか、干してから保存するといいでしょう。
干しエリンギの利点と作り方は?
エリンギを干してから保存すると、長期間保存ができ、賞味期限も長くなります。カラカラに乾燥したものを乾燥剤と一緒に密閉容器やタッパーに入れて、常温保存なら3週間、フリーザーバックに入れて冷凍保存ならなんと約1年も持つのです。干しエリンギにすると、歯ごたえの良いエリンギの特徴が更に増し、ホタテの貝柱のような食感に変化します。また干して日光に当てることで、旨み成分や栄養価もアップします。干しエリンギのつくり方は、スライスしたエリンギを日光のよく当たる場所で天日干しにします。干すときには、エリンギが重ならないように並べて下さい。後はそのまま3日間ほど干すだけです。時々上下を裏返してあげると、両面しっかりと干すことができます。全体的に茶色に色づいて、水分が飛んで表面がカチカチに乾燥していたら、出来上がりです。干しエリンギを調理する際は、水で戻してから使います。この戻し汁はエリンギの旨みが凝縮したダシ汁になりますので、捨てずにお料理に使いましょう。
まとめ
冷蔵保存が基本のエリンギは、新鮮なうちに使い切るのが大切ですが、そうそう毎日食べるのは大変ですよね。干しエリンギを作るには少し時間がかかってしまいますが、その分長期保存ができ、賞味期限も長くなるので、いろんな料理に活用できるでしょう。一度試してくださいね。
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