どんな料理にも合い、栄養価も高くダイエットにももってこい！と大人気食材の舞茸。
天然物の流通は少ないですが、栽培されたものは一年中安定してスーパーなどで購入できるので、毎日の食卓にとても身近な食材のひとつですよね。
そんな舞茸、「舞茸のお刺身」なんていうメニューも料亭にあったりしますが、ということは生食も可能なのでしょうか？
生はだめ！食中毒の恐れも
結論から言いますと、舞茸は生で食べられません。
マッシュルームは生で食べることも可能なようですが、舞茸をはじめ、その他のきのこ類のほとんどは「加熱食材」です。
料亭などで出る「舞茸のお刺身」は、一度茹でて薄く切ったものです。
コリコリとした食感を楽しむものですが、きちんと加熱してあります。
魚のお刺身などと同じように、生で出しているわけではないのです。
舞茸を生で食べた場合、食中毒を起こす危険があるそうです。
舞茸には、「シアン」という毒物がごく微量に含まれており、生でそのまま食べたり生焼けなど加熱が不十分だったときに、シアン中毒を起こしてしまうことがあります。
生のままサラダの具にして食べてしまう人もいるようです。
レシピサイトなどに生のままの舞茸を扱ったレシピだ掲載されていたこともあるようですが、これはやめましょう。
必ず加熱してから食べるようにしてくださいね。
シアン中毒による残念な例も
舞茸は天然物も栽培物ももちろん食用ですが、それは加熱して食べることを前提としているものです。
これを生で食べたときや、多量に舞茸などを摂取したときに、シアン中毒を起こした例が報告されているそうです。
特に、透析を受けている人は健康な人よりリスクがかなり高いようです。
透析を受けている人は、シアン生産菌とされている種類のきのこ類を避けるように注意をされています。
まとめ
舞茸はさまざまな料理に使えますよね！
バター炒めや汁物にも合いますが、生のままサラダに使ってみてはどうだろう！？と考えたことがある人も多いのではないでしょうか。
ただ舞茸の生食は危険ですので、避けるようにしましょう。
茹でて裂いてサラダにのせれば、いつもと一味違う舞茸の食べ方ができますね。
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