天然の舞茸は、香りや歯触りが良く味も爽やかです。
原木で作る舞茸は、天然の舞茸に限りなく近く美味しいそうです。
身近にある材料で出来る栽培方法を紹介しますので、是非チャレンジして美味しい舞茸を食べて下さい。
舞茸の自家原木栽培の仕方は?
材料は、
- 原木
コナラ・ミズナラ・クヌギ・クリ・サクラ類など
- 種菌
おが菌
- 道具類
ノコギリ・ドラム缶・ブロック・薪などの燃料・トング・フィルター付き栽培袋・洗濯ばさみ・コンテナ・新品のビニール製蚊帳・新品のブルーシート・噴霧器・オスバン1000倍液〈消毒用〉・消毒用のアルコール・脱脂綿・ポリ手袋・マスク・シャワーキャップ・カッター・テーブル・ボール・おたま・ホッチキス・スコップ・プランター・鹿沼土など
などを準備します。
短木栽培の方法は、
- 伐採時期
10月下旬~11月です。
- 玉切りをする
あらかじめ長めの90cm以上の長さに切って日陰に置いておき、原木を殺菌する直前に15cmの長さに玉切りします。
- 殺菌する
ドラム缶にお湯を沸かして、原木が浮き上がらないように重しをして入れて、原木を煮て4時間~5時間沸騰させ殺菌する。
- 袋詰めする
沸騰したお湯の中からトングなどで原木を取り出して、素早く栽培袋に入れて口を折り畳んで洗濯ばさみで止めます。
- 放冷する
清潔な部屋で冷却や植菌を行いますが、適当な部屋が無い場合は蚊帳とブルーシートで簡易的な植菌室を作って、内部をオスバンで消毒をしておきます。
袋詰めした原木を消毒したコンテナに入れて素早く植菌室に運び込んで、20℃以下になるまで一晩冷まします。
- 植菌する
植菌適期は12月~2月の極寒期です。
石鹸で手洗いして清潔な衣服・マスク・シャワーキャップ・ポリ手袋を装着します。
植菌室内でおが菌瓶・カッター・ボール・おたまをアルコールでよく拭いて、おが菌瓶をカッターで切りおが菌をボールに入れて細かく崩します。
袋を開けて木口面におたまで軽く1杯の量を接種して均等に広げます。
袋の口を2回~3回折りホッチキスで数ヶ所とめます。
- 培養する
清潔な室内で4ヶ月~6ヶ月氷点下と30℃以上にならないように注意しながら培養します。
木の周囲が真っ白な菌で覆われたら明るい部屋に移して、周囲が多少褐色するまで置いておきます。
培養中にカビが発生したら、直ぐにその場から除外します。
- 埋め込みをする
路地栽培の場合は、7月上旬までに水はけの良い林地などの直射日光の当たらない場所に、菌に覆われた木を袋から出して並べて埋め込み、2cm~3cmくらい盛り土します。
更にその上に鹿沼土を掛けて散水します。
舞茸発生直前の9月中旬頃に落ち葉をかけると良質な舞茸が収穫出来ます。
プランター栽培の場合は、7月上旬までにプランターに2個~3個並べて鹿沼土で埋めます。
ほだ木から4cm~5cm上まで盛り土をします。
枕木をして林地などの直射日光の当たらない場所に置いて散水します。
管理と収穫は、表面が乾く場合は適宜散水します。
収穫時期は、9月中旬~10月中旬です。
家庭栽培での舞茸の栽培方法は?
栽培適期は、原木栽培では秋~春までの時期に殺菌消毒をした後種菌摂取します。
菌床栽培は春~晩夏までの時期に種菌摂取済みの菌床を用意します。
発生温度は14℃~20℃くらいです。
土壌の準備は、原木栽培は家庭では消毒などが困難なので、種菌接種済みの原木を購入すると良いでしょう。
菌床栽培も同様に専用の菌床栽培キットを購入するとお手軽に始められます。
栽培方法は、3月~8月頃までに深さのある大型プランターに原木や菌床を置き、赤玉土など排水性の良い土を入れて全体が埋まるように覆います。
その後たっぷりと灌水して、適度に雨は当たるけど直射日光の当たらない日陰に置いて秋の舞茸発生をまちます。
舞茸に発生する害虫は?
ナメクジ・カタツムリ・キノコバエ・ダニ・キクイムシ・カミキリムシなどの害虫が発生します。
まとめ
原木や菌床栽培キットは、インターネットでも購入出来ます。
舞茸栽培を是非チャレンジしてみて下さい。
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