なめこはぬめりの部分に多くの栄養を持っています。
また、カロリーの割には栄養価がとても高く、ダイエット食品としてうってつけです。
このようにメリットも大きいですが、反面常温では腐りやすいという欠点を持っています。
今回は、このなめこが腐敗する様子に焦点を当てていきたいと思います。
なめこが長持ちしない理由
なめこはエリンギやマツタケなど、ほかのキノコ類に比べると多くの水分を保有しています。
水分を持っている部分は皆さんが想像しているように、ぬめりに含まれます。
ぬめりにはコンドロイチン、トレハロースといった保湿成分が含まれており、水分を中々逃しません。
そのため雑菌が繁殖しやすく、菌の温床となることが比較的多いのです。
菌の繁殖が進んでくると酸化が進み、酸っぱい味になっていきます。
これは悪質な乳酸菌の仕業とされています。
ヨーグルトの乳酸菌などとは違い、体にはよくないので、酸っぱくなったなめこはすぐに処分しましょう。
なめこが腐る時
なめこには表面のぬめりのほかに、石突きなど収穫した時に切り離した部分などから菌が入りやすいです。
表面の腐敗よりもこういった切り口からの腐敗のほうが早い傾向があります。
こういった傷や切り口から侵入した菌で、腐敗が進むとその箇所が黒く変色していきます。
なめこは種類にもよると思いますが、基本的には明るい茶色をしていると思いますので、このような腐敗が進んでくると、その黒さにすぐに気付けると思います。
見かけたら早めに切除することをお勧めします。
近隣のなめこにも雑菌が移って大繁殖したらもったいないですね。
保存方法
通常ですと5日も持たないなめこですが、真空パックに入れて冷凍保存すれば1ヶ月近く保存できます。
また、なめこは冷凍保存しても風味が落ちにくいので、余った場合は冷凍保存をすれば長期間でもおいしいまま保存できるでしょう。
まとめ
なめこは比較的腐敗したり、食べられなさそうという判断がしやすい食材かもしれません。
最近は冷蔵庫の性能も上がってきているので、冷蔵でもやりようによっては長持ちさせられるかもしれません。
おいしく栄養価も高い食材なので、新鮮なうちに食べたいですね。
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