なめこはにおいがそれほどなく、つるりとした独特の食感があり、同じキノコの仲間でも椎茸と違い比較的お子様にもなじみやすい食材ではないでしょうか。

栄養豊富な食材ですが、意外と下処理の仕方がよくわからないとか、中には生で食べることができるのでは?と思われている方もおられるようです。

過去には、生で食べて食中毒になってしまった例もあると聞きます。

今回は、なめこ料理の代表的な「なめこ汁」にスポットをあてて、下処理の仕方から加熱に至る時間と方法について失敗例もあげながらご紹介したいと思います。

“なめこ汁”で陥りがちな失敗例

なめこ 加熱 方法 時間 必要

真空パックの袋からそのまま出して鍋に直接入れる。

市販のものは、出荷の際に水洗いをしますので乳酸菌が発酵されやすくなります。

洗わないで調理すると酸味が強くなる可能性があります。

<解決策>

健康に影響はありませんが、味がどうしても落ちてしまいがちです。

ザルに移して十分に水洗いをしましょう。

これによりぬめり成分がとれてしまう事はありません。

沸騰させてからなめこを入れる。

鍋が沸騰した状態でなめこを入れると、そのうまみは半減してしまいます。

また、加熱が長時間になると、栄養成分が減少します。

<解決策>

鍋の水をゆっくりと温度を上げながら、沸騰直前で火を止めて3分くらい間を置いてから最後にひと煮立ちします。

なめこのうまみ成分は60~70℃ぐらいが最も抽出しやすく、凝縮されたうまみは、その美味しさも際立つと言われています。

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一気に味噌を全部投入する。

なめこのぬめり成分により、味噌自体が溶けづらくなります。

<解決策>

味噌は、お玉を使って少量で溶かしながら、味見をしていきます。

味見をして少し薄めと感じたら、食べる時には丁度良い塩加減になるでしょう。

まとめ

以上、今回は「なめこ汁」を料理するにあたりその下処理の仕方から加熱に至る時間と調理方法について失敗例もあげながらご紹介させていただきました。

最後に付け加えると市販の真空パックのなめこの場合、ぬめりが多いので、少量ずつ溶かしてもなかなかうまく進まないことがあります。

その際は、味噌を予め溶かしてからなめこを入れるとスムーズに上手く出来るでしょう。

参考にしてみてください。

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