松茸は北から南に旬を迎えます。
収穫時期、7月末から11月初旬です。
輸入松茸は9月が最盛期で、取り扱い量は中国産70t前後、カナダ産27t程、アメリカ産25t程、国産は2%に留まります。(平成28年東京中央卸売市場)
中国産の松茸が1番輸入量は多いのですが、香りづけされていることが多々あります。
また甘味料も使われています。
アメリカ産、カナダ産は国産よりも色は白いのですが、味と香りは国産と変わりません。
スウェーデン、フィンランド産は実は国産のものと種類は同じで、価格は1/5です。
国産品は高価でなかなか庶民の口には入りません。
スーパーに並ぶのはほぼ輸入品です。
でも一口に輸入品とくくらないで、産地によって食べ比べてみてもいいですね。
国産松茸の旬と産地
国産松茸は長野県がシェアトップです。
6月から採れ始めますが、旬は9月から10月です。
東北地方から中部地方まで、やはりこの時期が旬です。
愛媛県産は10月から12月まで採れますが、旬は10月11月になります。
価格が1番上がるのは早くに出回る品です。
9月から10月は松茸が高値になります。
またカサが開ききっていない松茸は、ほとんど国産です。
一本約7.000円〜です。
中つぼみの状態だと約5.500円〜になります。
カサが開ききってしまったものは1.500円位から出ています。
輸入品は半値以下なのですが、香りが抜けてしまっているものもありますから、香りを確認してから求めましょう。
また輸入品でも、出来るだけカサが開いていないものだと、遜色ないものもあります。
まとめ
松茸の産地について書いてみましたが、国産の松茸は北は北海道から南は四国までです。
国産の松茸は年々収穫高が減少していますが、今また山に手を入れて復活している地域も少なくありません。
松茸は日本人には高価で高値の花ですが、諸外国ではまったく見向きもされないキノコです。
ドリアンと同じ匂いの成分が入っていると聞いたら、驚きますね。
日本人にはあの香りはほのかで優しい香りです。
松茸に限らず、キノコの採れる里山も年々減少しています。
里山の保護は自然界の動物たちの保護にもなります。
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