山菜狩りやキノコ狩りに行って、ひらたけをたくさん採ってくる人も多いのではないでしょうか。
そんなひらたけを食べて下痢になってしまった、という人もいるかもしれません。
ここでは、ひらたけを食べて下痢になる原因と対処法についてご紹介します。
ひらたけを食べて下痢に?原因は?
ひらたけを食べて下痢になった場合、ひらたけと間違えてツキヨタケを食べてしまった、ということが疑えます。
ツキヨタケはひらたけによく似ているキノコで、毒キノコの中でも毎年食中毒を起こすキノコです。
特徴としてはキノコを裂くと根本の部分に黒いしみがあります。
ひらたけにはありません。
もしキノコが残っているのでしたら、いくつか割いてみて確認してみましょう。
ただ傷んでいただけの可能性も
ひらたけは他のキノコと比べても傷むのが早いキノコです。
天然の物ならキノコのまわりにゴミなどの異物が付着しているでしょうから、販売されているものよりもさらに傷むのが早いかもしれません。
天然のひらたけならばできればその日のうちに、スーパーなどで販売されているものでも2~3日中には食べるようにしましょう。
もし食べきれないほどある場合は、冷凍保存や乾燥させることで長期の保存が可能になるようです。
ツキヨタケの症状
ツキヨタケを食べてしまったときの症状は、下痢の他に腹痛や嘔吐などの症状も出るようです。
食べる量が少なければひどくならずに済みますが、重症になってしまうと、低カリウム血症や心筋障害、循環不全、肝障害、腎障害を起こすこともあるそうです。
また、全ての物が青色に見えるという幻覚症状が出たこともあるそうです。
ツキヨタケを食べてしまったときの対処法は?
家でできる対処法としては、食べたツキヨタケを吐き出す催吐を行うくらいしかないようです。
乳幼児の場合は吐いたものが気管に詰まってしまう可能性があるので注意してください。
そもそも下痢の症状があるので、下剤の服用などの必要はないようです。
症状がひどい場合は病院へ行くようにしてください。
まとめ
ひらたけを食べて下痢になってしまった場合は、ツキヨタケによる食中毒を疑いましょう。
家でできる対処法としては、食べたものを吐き出すくらいしかありません。
ツキヨタケは裂くと根元に黒いしみがあるので、そもそも食べないように注意しましょう。
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