なめこは一般的に食材としてその栄養価の豊富さもあり、バイプレイヤー的なイメージがありますね。
例えば味噌汁の具にしたり鍋の食材のひとつに加えたり他の野菜や肉と一緒に炒めたりと、その活躍の場は多岐にわたるところです。
しかし、その食材を使い切れずに余らせてしまい、保存するために冷凍し、後に一晩自然解凍したら黒茶色に変色してしまい調理することをあきらめたという経験の方がおられます。
今回は、このような事にならないよう、なめこを保存するための冷凍と調理のための解凍方法や使い方についてご紹介したいと思います。
そもそもなめこの賞味期限は?
なめこは、きのこ類の中でも鮮度が早く落ちてしまう食材です。
わずか数日を経ただけでもダメになつてしまう性質があります。
冷蔵で保存しても株付のなめこもパック詰めのなめこも同様に3日程度で黒ずみ、酸味が増してしまうものもあります。
なめこの冷凍方法・使用する調理小物の使い方は?
<パック詰めの冷凍方法>
袋ごとフリーザーバッグに入れて、冷凍保存します。
この際に、2つ折りにしておくと、調理に使う際に半分だけ使用することが出来ます。
急速冷凍する場合は、金属トレイに載せたり、アルミホイルの上に置くと便利です。
<生のものの冷凍方法>
石づきを切り落として、汚れを取り除き水分を拭き取ります。
一つ一つをばらした状態にして、フリーザーバッグに入れて冷凍します。
この際に使う分量を予め分けてラップに包むことで、品質を保つことが出来ます。
なめこの解凍方法・保存期間は?
<パック詰めの解凍方法>
味噌汁や吸い物の場合・・・・凍った状態のまま鍋に入れる。
和え物・うどん・そばの具・・・冷蔵室で解凍するか、急ぐ場合は流水で解凍する。
<株付けの生の解凍方法>
冷蔵室で解凍するか、その状態のまま調理に使う。
水でさらすことも可能ですが、さらし続けるとなめこのぬるぬる感が損なわれてしまうので流水解凍は避けた方がいいでしょう。
冷凍なめこで簡単レシピ
最後に参考ですが、簡単な料理レシピをご紹介します。
☆冷凍なめこのおろしパスタ(2人分)
<材料>
冷凍なめこ 2パック
水 1カップ
麺つゆ 50CC
みりん 50CC
なめ茸 (ビン入り)大さじ2杯
スパゲティー 約160g
大根おろし 適量(お好みで)
きざみ海苔 適量
オクラ(冷凍物) 適量
※柚子(乾燥可) 少々
※はあれば使用
<調理手順>
- 下準備として、大根おろしはザルにあげて、軽く汁気をきっておきます。
- スパゲティーの麺は、熱湯に塩を入れ、指定時間より1分ほど短めに茹でて、ザルにあげ茹で汁を切り水洗いしてしめます。
- フライパンに凍った状態のなめこと調味料の材料を加えて中火にかけ、アクを取りながら5~7分間煮詰めます。
- ※柚子を入れるタイミングは火を止めた後です。
- 3.に2.のスパゲティーの麺とオクラを加えて2分程度煮込みます。
- 最後に出来上がったスパゲティーを器に盛り付けて大根おろしときざみ海苔をかけて完成です。
ゆずとなめこの味噌風味のキノコパスタhttps://t.co/YPkJx2hVLR … pic.twitter.com/cFjin5mRCJ
— 自宅麺が好き (@menkui02) 2017年11月8日
まとめ
以上、今回なめこを保存するための冷凍と調理のための解凍方法や使い方についてご紹介させていただきました。
冷凍したなめこの保存期間は長くても3~4週間と言われています。
食感や風味を保つにはそれなりの手間がかかりますが、美味しくて栄養価の高い“なめこ”はわたしたちにとってかけがえのない存在と言えるでしょう。
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