天然物の舞茸は見つけた人は喜びのあまり舞い踊ったと言われるほど、希少なきのこですが、天然の舞茸と菌床栽培の舞茸の違いはどれくらい違うのでしょうか。

違いを比べてみました。

天然の舞茸と菌床栽培の舞茸の違いは?

舞茸 天然 違い

天然の舞茸は、きのこの中でも松茸と並んで最も採取し難いきのこと言われています。

松茸は発生場所が広範囲なのに対して、舞茸はナラ類・カシ類・シイ類などの決まった木だけにしか発生しません。

天然の舞茸は大自然の中で、気候の較差によって茎の部分が大きくて、緻密な肉質になり風味豊かな美味しさになります。

菌床栽培の舞茸は天然採取の舞茸と比べると、歯切れや風味が劣ります。

それに対して原木栽培の舞茸は、食味は天然の舞茸に匹敵します。

天然舞茸の採れる時期は?

舞茸には、

  • 夏から採れる全体がまだ白色のシロフ
  • 秋本番の最も多く採取されるトラの模様のトラフ
  • 秋から晩秋に採れる灰色に近い黒ががったクロフ

などがあります。

クロフが一番美味しいと言われています。

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舞茸について

舞茸は、担子菌門トンビマイタケ科のきのこです。

食用として馴染み深いきのこです。

中国語名は灰樹花で台湾では舞菇と呼ばれています。

昔から貴重なきのこと言い伝えられていて、見つけた人が舞い上がって喜ぶので舞茸と名付けられた説と、形が蝶が舞う姿に似ているところから名付けられたと言う説があります。

舞茸は世界中の暖温帯〜温帯北部にかけて分布していて、ナラ類・カシ類・シイ類といっつたブナ科樹木の大木の根株で心材に寄生して白色腐朽を引き起こす木材腐朽菌です。

白色腐朽を起こした宿主心材には、オレンジ色の幅1mm〜2mmくらいの幅の縞模様が生じます。

子実は塊を形成して成長します。

時々直径50cm以上の重さが10kg以上に達する巨大な舞茸も発生します。

日本列島では9月下旬〜10月上旬の秋頃に宿主樹木の根元に毎年ではないですが、幾年にも亘って繰り返し発生します。

子実体の形状は太い柄から何回にも亘り分枝して、その先端にへら状の小型のカサを群生するマイタケ型と呼ばれるタイプです。

カサの裏には白色の細かい管孔が群生して、その内面に非アミロイド型の胞子をつけます。

まとめ

スーパーなどで買う菌床栽培の舞茸でも十分に美味しいですが、一度は天然物の舞茸も食べてみたいと思いました。

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