スーパーで売られている舞茸のほとんどが、菌床栽培で作られているって知っていましたか?
菌床栽培の舞茸と天然物の舞茸の値段などについて、まとめてみました。
菌床栽培の舞茸の値段はどれくらい?
舞茸はよくスーパーなどで売られていますが、そのほとんどが菌床栽培と言われるおがくずなどで栽培されたものです。
天然ものの舞茸は秋が収穫時期で、9月下旬頃~10月頃に発生します。
菌床栽培は通年出荷されていますが、最も多く売れる時期は晩秋~冬にかけての鍋の季節に売れているそうです。
菌床栽培の相場の価格は、1パック100gくらいの重量で税抜き価格98円くらいです。
菌床栽培の舞茸も時期によっては品薄になったり、発生不良などの症状が起こることもあるようです。
さらに近年では、秋の舞茸の値段が夏場の2倍くらいに跳ね上がることもあるそうです。
菌床栽培とは?
菌床栽培とは、おがくずなどの木質基材に米糠などの栄養源を混ぜた、人工の培地の菌床できのこを栽培する方法のことです。
菌床栽培を行うきのこのほとんどが腐生菌のうち落葉分解菌・木材腐朽菌で、その中でも栽培が安易な菌種や身近に存在していた菌種から栽培が行われています。
食味はきのこの種類によっては、天然や元木栽培よりも若干劣ると言われていますが、平茸・えのき茸・舞茸のように低価格と人工栽培特有の形状と食味は天然物には無い優位点があります。
菌床基材は、木質基材・栄養源・水で構成されます。
えのき茸の瓶栽培では、一回収穫が終わると菌床は再利用せずに破棄されてほとんどが堆肥原料などに利用されます。
舞茸・椎茸・なめこなどは、一回収穫は終わった菌床がそのまま再利用されることもあります。
天然の舞茸の値段はどれくらい?
天然ものの舞茸は日本全国で採れますが、その数は非常に少なくてとても高価なきのことなっています。
日本以外にも世界中の温帯地域でナラ・カシ・シイなどのブナ科の落葉広葉樹に生えています。
菌床栽培の舞茸よりも高値になります。
ものにもよるとは思いますが、およそ500gくらいの量でおよそ5000円~6000円くらい値段となります。
およそ100gくらいで1000円以上で菌床栽培の舞茸のおよそ10倍の値段ということになりますね。
まとめ
天然物は高いとは知っていましたが、天然物の舞茸と菌床栽培の舞茸の価格がおよそ10倍も違うのには驚きました。
天然物の舞茸は希少だから、高くても仕方無いのかもしれませんね。
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