わたしたちがスーパーなどに買い物に行った際、普段目にするのはパック入りなめこか真空パックに入ったものです。

これらのなめこは、天然物に比べてカサが小さくて歯応えも十分ではありません。

天然物の特徴は、かさも大きく歯応えもしっかりしているところですが、年々その収穫量は目減りの一途をたどっています。

わたしたち消費者が手にすることは、まずないと言えるでしょう。

しかし最近では原木栽培の方法で出荷されるなめこの中には、天然なめこに劣らない味を持つものも増えているようです。

今回は、天然なめこと原木栽培なめこの保存方法についてご紹介したいと思います。

そもそもなめこの栽培方法の種類は?

なめこ 保存 天然

天然のなめこは広葉樹の倒木や切り株などに自生します。

一方、原木栽培のなめこは、ブナやトチなどの樹木を利用して育てられます。

原木栽培のなめこには、天然のなめこに引けを取らない味と香りがあります。

もうひとつの栽培方法は菌床栽培です。

このやり方は、袋や瓶におが粉や米ぬかなどの栄養剤を混ぜて固めた床に、なめこの菌を植え付けて育てる方法です。

スポンサードリンク

天然なめこ・原木なめこの下処理と保存について

<下処理の方法>

  • ハサミで茎に太い部分(石づき)を切り取ります。
  • 切ったなめこを水または塩水にさらして、ゴミを除去します。
  • 木のザルなどに入れて水洗いし、小さいゴミを除去します。

<保存の方法>

  • 冷蔵庫で保存する

下処理の終わったなめこをビニール袋に入れた状態で冷蔵庫に入れます。

約4日〜5日程度は持つでしょう。

  • 冷凍庫で保存する(長期保存)

下処理の終わったなめこを少なめのお湯でさっと茹でて、常温になるまで粗熱を取った後、煮汁と一緒に保存袋に入れ急速冷凍にします。

冷凍庫に入れても2〜3ヶ月は鮮度を保てるでしょう。

<解凍の方法>

・室温で自然解凍させるか、水で流しながら解凍します。

まとめ

以上、今回は天然なめこと原木栽培なめこの保存方法についてご紹介させていただきした。

天然なめこの旬はとても短く10月から11月の2ヶ月間程度です。

原木栽培も基本的には天然なめこと似た成長過程を辿るので、同じ時期での出荷・販売となります。

どちらも菌床栽培のものと味と香りの違いを体験してみるのも面白いかもしれませんね。

スポンサードリンク

今のあなたにおすすめの記事

スポンサードリンク